2011年09月25日
メンタルヘルス講座3回目終了。
9月24日土曜日、宮崎市総合福祉保健センター2F研修室で、第3回メンタルヘルス講座「ケースワーク論~PSWの現場から~」を開催しました。
今回の講師は、ぼちぼちの会(宮崎精神障害者地域生活支援研究会)の代表の日田剛さんにお願いをいたしました。
お忙しいなか、本当にありがとうございます。
ケースワーク論と題しましたが、いろんなケースの話をお聞きすることが出来ました。
自分の病識、早期治療、入院治療の弊害、地域生活支援など。
統合失調症などの精神障害のケースをいろいろご紹介していただくのかと思っていましたが、途中から発達障害についての話題になりました。
不勉強なので知らなかったのですが、高校卒業者に対しても発達支援センターのサポートをうけておられるケースがあるのですね!
得意なもの、不得意なもの。
どんな「個性」を持っているのか。
自分自身を知ることと、周りの理解者をつくることが大事。
就職活動で、もしくは就職してからいろんな挫折をしてしまうことも多いですよね。
でも、自分の得意分野を伸ばせるような就職支援が行われればいいなと思います。
ライフイベントのなかで、就職って大きいハードルだと思うんですよ。
日田さんのお話を聞いて思ったことは、
1、自分自身をよく知ること
2、家族の理解がより重要であること
3、1人で抱え込むのではなく、所属機関(学校・企業など)のなかでチームアプローチをし支える体制をつくること
4、本人に対して、継続的な支援が受けられるようなシステム構築が重要であること。
そんな印象を受けました。
どこかに繋がったとしても、「継続的」にサポートできる仕組み(例えば公的相談機関やピアカウンセリングなど)を作れたらいいなと思った次第です。
二次的障害として、うつ傾向になり相談するケースも増えてきているそうです。
家族の理解。周囲の理解。
否定され続けてきた人がのびのびと生きるために、人の輪が欠かせないと思いました。
日田さん、ありがとうございました。
10月から12月は様々なイベントがあります。
紹介いたします。素晴らしい内容なので是非ご参加いただきたいと思っています。
後日、ここでもお知らせしようと思っています。よろしくお願いいたします。
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