2013年05月06日
成人発達しょうがい当事者会「a tempo」設立。
先月のことになりますが、成人発達しょうがい当事者会「a tempo」が設立されました。
林代表のもと総会が開かれました。
昨年1年かけて、いろんなことを協議し今年度設立となりました。
私自身も宮崎こころリンクとして、協議に参加していたのですが、ここまで出来たのはひとえに都城のポン太クラブの外山さんのお陰です。
感謝。感謝。
当事者会の運営というのは大変だと思います。
みなさん、自分のことで精一杯ですから。
よく「当事者会って傷の舐め合いでしょ」という言葉を聞きます。
でも、いろんな団体の運営の様子を聴くと違うと思いました。
同じ悩みを持った人が集まって話をすること。それだけで心が軽くなる。誰にも話せなかったことが話せる場になる。
居場所のような居心地のよい場所、仲間が出来る。
あとは、お互いの悩みを聞いていくうちに、「気づき」が生まれると思うのです。
未来志向での「気づき」。
それを認め合う場でもありたいし、互いに応援できるのではないかと考えています。
だから「傷の舐め合い」ではなく「励まし合い」だと思います。
あと、当事者で集まるときに「違い探し」をしてしまい、集団のなかで孤独感を覚える人もいると思います。
特に発達障害だと、人の体験に「あるある」を言いにくいとか。
これも、「今話している人の苦しみは、自分のアノ時の苦しみと同じような重さなのかもしれない」と想像し、共感することは出来るのではないかと思います。
ピア活動にはそういう良さがあります。
専門職の立場ではなく、ピア活動のなかでそういう良さを生み出せるように頑張りたいと思っています。
(なかなか更新せずにすみません。活動状況を会員さんや関係団体の方に知っていただくために、頑張ります)
宮崎こころリンク 日高信明