2011年04月18日
「神さまからの贈りもの」
知人からこの本を薦められました。
「神さまからの贈りもの」 大野康孝著 (鉱脈社)
サブタイトル「うつ病が教えてくれたこと」にあるとおり、闘病記です。
表紙のイラストがかわいらしいです。
(表紙の上の部分を撮りました)
本の中に、こう書かれていました。
「うつ病」は一言で言うならば、「人格をも変えてしまう恐ろしい病気」でした。
しかし、そんなふうに変わり果ててしまった私を、家族は最後の最後まで諦めずに、
「必ず昔の彼に戻ってくれる」と信じて、ずっと見守ってくれました。
そして多くの皆様方の¨力¨をお借りして、ようやく「本来の自分」に戻ることが出来つつあります。
それどころか、病気になっていろいろな辛い思いを経験し、たくさんのことを考え¨自分自身を見つめ直す時間¨をいただけましたので、《本来の自分+α》になってしまったかもしれません。
(本著より抜粋)
著者である大野さんの職業は、僕が経験していないものですので、どれくらいのプレッシャーがあったのかは分かりませんが、発症後の心の変化は、僕自身も似たような経験をしているので想像しやすいです。
興味を引いたのは、第5部「共感・励まし・感謝」。
娘さんと息子さんが子供部屋でオモチャをめぐってケンカをしているシーンが描かれていました。
うつ病を経験して、いろんな事を得た大野さんは、怒るのではなく、奥様と一緒に「お絵描きタイム」を通して解決するんです。
心温まるエピソードが紹介されていました。本当に素敵なパパです。
宮崎の方なんですね。
お薦めの本でした。
今後も、本や音楽、その他お薦めしたいものも、この場でご紹介できたらと思っています。
宮崎こころリンク